こんにちは。
先日、静岡県教育委員会から令和6年度の静岡県公立高校入学試験の要項が発表されました。
令和5年度(昨年度)と比較した際、変更点がいくつか見受けられるので紹介したいと思います。
①定員の変更
昨年度と比較すると、今年度は定員の減少が目立ちます。
静岡県中部の全日制課程の県立高校について、定員減少が見られるものを比較します。
駿河総合(総合科) 240人→200人
静岡農業(環境科学科)80人→40人
川根(普通科)80人→40人
島田(普通科)200人→160人
島田商業(商業科) 200人→160人
榛原(普通科) 160人→120人
定員減少が見られる高校は、全校で40人減少しています。
すなわち、約1クラス分の定員減が見られるということです。
上記の高校の受験を検討されている方は、今年度の入試において若干の倍率の変動が起こり得ることを念頭に置いておきましょう。
②合格通知書等の配布方法
これまで、合格通知書等については、複数の高等学校が1つの会場に集合し、中学校の先生が各会場に行って受け取り、その後中学校に戻って、合格者に配布をしていました。
しかし、公立高等学校入学者選抜実施要領には、「高等学校長は、合格者に対し、合格通知書を交付する。」とあり、中学校からは、この記述に沿って、「高等学校から直接合格者に対して合格通知書を渡してほしい」と要望を受けていました。
そのため、令和6年度入学者選抜より、合格通知書等の配布について、以下のように変更します。また、混雑を避け、円滑に受領できるようにするために、各高等学校における合格者受検番号の掲示は実施しないこととします。【令和6年度静岡県公立高等学校学科改善等p11より引用】
つまり、従来は中学校の先生が高校に出向き生徒の合格通知を受領し、それを生徒ひとりひとりに配布するという方法でしたが、令和6年度より本人が直接高校に出向き合格通知を受領するという形式になります。
出願方法の見直しも検討されており、近い将来に電子申請による出願ができるようになるかもしれません。
諸々の手続きが簡略化されることに期待できますね!