テーマ:「その計画、あなたにとって本当に幸せですか?」
今年も残りわずかですね。今年立てた計画は、達成できましたか?達成できたこと、挑戦したけれど思うようにいかなかったこと、どちらも大切な経験です。年の終わりに計画を振り返ることで、これからの目標がより明確になります。そして、来年に向けて本当に自分にとって意味のある計画を立てるためには、ただ「やらなければならないこと」を並べるだけではなく、計画が自分の幸せにつながっているかを考えることが大切です。
今回は、計画を立てる前に考えるべきこと「本当に自分のための計画なのか?」について考えてみたいと思います。
ぜひ一緒に、この視点を通じてあらためて自分にとっての幸せは何かを考える時間を作ってみましょう。
1. 目標はあなたのためのもの?それとも他人のため?
私たちは人生のさまざまな場面で計画を立てます。それは学校や仕事、人間関係、あるいは趣味においても同じです。しかし、立てた計画が本当に「自分の幸せ」につながるのかを考えたことはあるでしょうか?
多くの場合、私たちは周囲の期待や社会的なプレッシャーに影響されて計画を立ててしまいます。「いい成績を取らないと」「親からいわれているから」「みんながやっているから」…。でも、ちょっと待ってください。それは本当にあなた自身が望んでいることですか?それとも、他人が望むあなたの姿ですか?
自分に問いかけてみましょう:
・この計画を達成したとき、私は本当に心から嬉しいと感じるだろうか?
・この計画を追いかける過程で、私の心は楽しく感じられるだろうか?
・この計画なら失敗しても挑戦してよかったと思えるだろうか?
2. 自分の幸せが何かわからないとき
ただ、自分の幸せが何かわからないときもありますよね。幸せが何かわからなくて悩むことは、とても自然なことだということを知っておいてください。これからたくさんのことを経験する中で、「自分の幸せ」もこれから見つけていく時間がたっぷりあります。
そんなときは、まず小さな行動から始めてみるのがおすすめです。たとえば、日々の中で自分が心地よいと感じる瞬間や楽しいと感じることを書き留めてみる、感謝の気持ちを抱いた出来事を振り返る、好きなものや興味のあることに少しずつ触れてみるといった方法があります。こうした行動を通じて、自分にとって大切なものが少しずつ見えてくるかもしれません。
幸せって、すごく特別なことや大きなもののように思えるかもしれません。でも、本当はもっと小さなところにあるものです。例えば、友達と笑った瞬間、好きな音楽を聞いたとき、空がきれいだと感じたとき…。それらも立派な幸せです。
もし「自分の幸せが見つからない」と感じるなら、いろいろなことに挑戦してみるのも一つの方法です。知らないことに触れることで、「これ好きかも!」と思える瞬間に出会えることがあります。そして、その瞬間を少しずつ積み重ねていくうちに、自分にとって大切なことや本当に幸せだと感じることが見えてくるはずです。
大事なのは、焦らないこと。他の誰かと比べる必要もありません。幸せの形は人それぞれ違いますし、それを見つけるタイミングも人によって違います。今は探している途中なんだ、と自分に言い聞かせてみてください。
少しずつでいいんです。一歩一歩、自分の「好き」を見つけていきましょう。どんなときも、あなたのペースで進めばそれで十分です。
まとめ:自分のための計画を立てよう
幸せにつながる計画は、たとえ困難があったとしても、私たちに持続的なモチベーションを与えてくれます。一方で、他人の期待や世間体に基づいた目標は、途中で辛くなったり、息切れしてしまうことが多いものです。
計画を立てる際は、「それが自分の幸せにつながるか?」という視点を大切にしましょう。何かを選択する場面でも、この「幸せ」という軸を忘れないようにしてください。
あなたの人生は、他の誰のものでもなく、あなた自身のものです。幸せの基準も、あなた自身で決めていきましょう。