「失敗しないこと」より「失敗したあとにどうするか」

教育
失敗を避けることだけが大切なのではない

高校生や大学生になると、自分で考えて判断したり、行動したりする機会が増えていきます。その中では、課題の提出期限を守れなかった、予定していたことができなかった、誰かに迷惑をかけてしまったなど、思いどおりにいかないこともあるはずです。

もちろん、失敗を防ぐための準備は大切です。しかし、どれだけ気をつけていても、すべてがうまくいくとは限りません。だからこそ大切なのは、失敗しないことだけを目指すのではなく、失敗したあとにどう行動するかを考えることです。

失敗したときは、4つのステップで振り返ろう

うまくいかなかったときは、ただ落ち込んだり、周囲や環境のせいにしたりするのではなく、次の4つのステップで振り返ってみましょう。

① 何が起きたのか

まずは、実際に起きたことを整理します。例えば、課題の提出期限に間に合わなかった場合、「自分はだめだ」と考えるのではなく、「期限までに課題を終わらせられなかった」という事実に目を向けます。

② どうしてうまくいかなかったのか

次に、原因を考えます。課題に取りかかるのが遅かったのか、予定を詰め込みすぎていたのか。自分の行動だけでなく、時間や環境の影響も含めて振り返ることが大切です。

③ 今からできることは何か

原因を整理したら、今できる対応を考えます。先生に状況を説明して相談したり、迷惑をかけた相手に謝ったりすることも必要です。自分だけでは難しいときには、周囲に助けを求めることも選択肢の一つです。

④ 次は何を変えるのか

最後に、同じことを繰り返さないための工夫を考えます。「次は気をつけよう」と思うだけでなく、「課題は提出期限の数日前までに終わらせる」など、具体的な行動を決めてみましょう。

この4つのステップで大切なのは、自分を責めることではなく、振り返りを次の行動につなげることです。

 

自分で責任を持つことは、一人で解決することではない

自分で考えて行動することは、何でも一人で解決することではありません。どうすればよいか分からないときに先生に相談したり、周囲の人に助けを求めたりすることも、状況を改善するための主体的な行動です。自分にできることを考え、必要に応じて人の力を借りることも大切にしましょう。

失敗した経験を、次の一歩につなげよう

失敗したとき、すぐに気持ちを切り替えられなくてもかまいません。落ち着いてから、何が起きたのか、原因は何か、今できることは何か、次は何を変えられるかを考えてみてください。

失敗そのものは変えられなくても、その後の行動は自分で変えていくことができます。一つひとつの経験を振り返り、次の行動につなげていくことが、自分で考え、判断し、行動する力を育てていくのだと思います。

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