6月になると梅雨が始まります。ジメジメした日が続くと、なんとなく気分がすぐれなかったり、体が重く感じたりすることがあります。
でも、特に理由がわからないまま「なんか変だな…」と流してしまうと、体調の悪化に気づくのが遅れることも多いです。
今回は、そんな梅雨の時期に、自分の体調不良に気づくヒントをいくつかご紹介します。
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「いつもと違うな」は梅雨のせいかも?
梅雨の時期は、気圧の変化が激しく、湿気も多くなります。
低気圧や湿度の変化が、自律神経を乱すことになり、体調を崩したり気分が落ち込みやすくなる原因になります。
例えば:
- 頭痛や肩こりが増える
- 体がだるくて動きづらい
- 朝起きにくい、眠気が続く
- イライラや不安を感じやすい
こういった変化は、天気が関係していることもあります。
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気づきやすくなる!よくある体調不良のサイン
人によって体の感じ方や、出やすいサインは異なります。
でも、体や心の変化に気づきやすくなるように、よくあるサインを知っておくと便利です
例えば:
- 眠れない、または眠りすぎてしまう
- 朝起きても疲れがとれていない
- 食欲がない、またはいつもと違う
- 集中できない、ぼーっとする
- なんでも「めんどくさい」と思ってしまう
- 人と話すのがいつもよりしんどい
- イライラしやすい、落ち込みやすい
こうしたちょっとした変化に「気づく」ことができれば、無理をせずに調整することができます。
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自分のサインを探してみよう
サインは人それぞれ違います。
「あれ?いつもより声を出すのがつらいな」とか、「急に音がうるさく感じる」など、自分だけの体や気分の変化を知ることが大切です。
【おすすめの方法】
・手帳やスマホに、その日の調子を一言メモする
・「雨の日」「曇りの日」など、天気とあわせて記録してみる
・自分の気分の変化パターンを見つける
こうしておくと、「またこのパターンだ」と気づけて、早めの対策がしやすくなります。
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サインが出たときの“ラクな過ごし方”
体調がすぐれない日は、「無理せず、うまく付き合う」ことがポイントです。
事前に対策することや体調不良になった時の過ごし方で自分の体調にも上手に付き合うことが出来ます。
事前の対策:
- 梅雨の時期は予定を詰めこみすぎない
- しんどくなる時があることを、信頼できる人に伝えておく
- 「これは無理かも」と思ったとき、断る練習をしておく
その日の過ごし方として:
- 好きな香りや音楽で気分転換する
- 明るすぎない静かな空間で休む
- 短時間の昼寝や、温かい飲み物をとる
- 「今日はがんばらない」と自分にOKを出す
このようにラクに過ごす工夫をしておくと、体調の波にも柔軟に対応できるようになります。
おわりに
「なんかいつもと違うな」と思うとき、その感覚を大事にしてみましょう。
原因がわからない体調不良も、実は季節や環境のせいだったり、自分のリズムの変化だったりすることがあります。
無理をせず、自分のサインに気づけるようになれば、「ちょっと今日はスローペースでいこう」なんて選択もできるようになります。
雨の日と上手につきあって、自分の心と体もやさしくケアしましょう。
参考文献
・一般財団法人茨城県メディカルセンター.”梅雨の時期の体調不良は「梅雨だる」のせい?原因と解消法を紹介”.一般財団法人茨城県メディカルセンター.2023 https://imc.or.jp/archives/mamechishiki/%E6%A2%85%E9%9B%A8%E3%81%AE%E6%99%82%E6%9C%9F%E3%81%AE%E4%BD%93%E8%AA%BF%E4%B8%8D%E8%89%AF%E3%81%AF%E3%80%8C%E6%A2%85%E9%9B%A8%E3%81%A0%E3%82%8B%E3%80%8D%E3%81%AE%E3%81%9B%E3%81%84%EF%BC%9F%E5%8E%9F, (参照2025-05-17)